株式会社 協和

Waterproof防水工事事業

そもそも防水工事ってなに?

弊社工事事業部は、静岡県全域、神奈川、東京などで建物の劣化を防ぐために重要な防水工事を行なっています。商業施設の屋上や地下施設、マンションやビルなど、あらゆる建造物において必ず防水工事が関わってきます。
大手ゼネコンからの受注も多く、歴史的建造物や駅のシンボルになるような建物にも防水工事を行なっています。
防水工事と聞くと、「水道まわりの工事のことかな?」という印象をお持ちの方が多くいらっしゃるかもしれません。しかし実は、防水工事は住宅・ビル・工場といったありとあらゆる建造物にとって、なくてはならない重要な工事なのです。
今回は防水工事とは何か?をご紹介していきます。

防水工事とは?

防水工事は、建物や構造物の屋根や屋上、外壁、バルコニーといった風雨にさらされる部分に防水処理を施し、雨や雪が建物内部に侵入するのを防ぐための工事です。梅雨があり、冬には雪が降る日本において、水から建物を守る欠かすことができない工事です。
ここでは、防水工事の目的と種類ついてご紹介していきます。

防水工事の目的

雨や雪が降りやすい日本では、住まいの快適さを維持し、建物の強度や外観、内観を綺麗に保つために建物を水から守ることが大切です。屋外から建物内へ雨水が浸入すると、建物の骨格を支える柱や梁(はり)の腐朽、鉄筋の錆などにつながります。
浴室やキッチンなどの水まわりも同様です。水漏れは悪臭や腐食の原因になるだけでなく、カビやダニなどを発生させ、健康被害の原因につながります。さらに長期間そのままにしておくと建物の寿命を縮めてしまいます。
建物に防水工事を施す目的は大きく分けて3つあります。

1. 建物の強度を保つ
防水工事の目的のひとつは、水が建物の内部に入り込まないようにして、建物の強度を保つということ。漏水は、建物全体の耐久性を著しく低下させます。
水が建物の内部に入り込むと、木造では建物を支える柱や梁が腐ってしまいます。また、コンクリートは中性化して鉄筋に錆が生じてしまい、そうなると強度がどんどん弱くなってしまうのです。定期的なメンテナンスにかかるコストを抑えるためにも、最初にしっかりと防水工事を行っておくことが重要です。
2. 建物の外観や内観を保つ
木造かコンクリートかにかかわらず、雨水は建物内外のさまざまな部分に染みや変色を生じさせて見た目を損ねます。防水工事を行うことで、経年劣化を防ぎ、美観を保つことができます。適切な防水工事は、建物の美しさや機能を保ったまま保全する上で、非常に重要な役割を果たしているのです。
3. アレルギーの原因となるカビを防ぐ
目の届かないところで漏水していると、知らず知らずのうちにその周辺でカビが発生し、ぜんそくなどのアレルギーを引き起こすこともあります。防水工事は、将来にわたって安心・安全に建物を使い続けるために欠かせないものなのです。

防水工事の工法と種類

アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルト製のルーフィングシートと呼ばれる防水シートを張り合わせていく防水工事です。防水工事の中でも最も歴史が深いことが特徴の一つで、古くは大正時代から施工されています。その防水性・耐水性の高さから現在でも広く採用されており、昔から信頼され続けている防水工事です。
アスファルト防水には主に、加熱によりドロドロに溶けたアスファルトを用いてルーフィングシートを張っていく「熱工法」や、トーチバーナーで炙りながら張る「トーチ工法」、特に加熱を必要とせず臭いや煙の発生が抑えられる「常温工法(冷工法)」といった種類があります。新築や改修、平屋根、道路、橋など、幅広い建設の分野で適応されています。

アスファルト防水

シート防水

シート防水は、塩化ビニルやゴム製の防水シートを施工箇所に固定していく防水工事です。固定方法には、専用の接着剤を用いる「密着工法」や、専用の機械を用いる「機械固定工法」があり、施工したい場所に合った工法を選びます。
シートを上から被せていくので、下地に影響されることなく施工を行うことができます。耐用年数は10〜15年と防水工事の中でも比較的長く、耐久性が高いことも特徴です。また、広い面積でも一度にムラなく施工していきますので、施工期間が短いといったメリットもあります。新築や改修はもちろん、ビルやアパートなどの建築物でもよく使用されています。

シート防水

塗膜防水

塗膜防水は、最近主流になりつつある防水工事で、液状の原料を施工箇所に何度も重ね塗りしていきます。密着性が非常に高いことから割れにくく、改修の際も再度塗り直すことによる対処が可能となっています。
塗膜防水には主に、「ウレタン防水」や「FRP防水」といった種類があります。ウレタン防水は、現在国内の防水工事において半分近く採用されている工法です。比較的安価で、場所を選ばずに施工できることが人気の理由です。他の防水工事と比べると必要となる技術レベルはそこまで高くありませんので、短期間に技術を習得できるでしょう。
またFRP防水は最近注目されている工法で、「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」を利用します。耐久性や強度に優れており、バルコニーや屋上駐車場などでよく採用されています。

塗膜防水

シーリング工事

シーリング工事は、主に仕上げ材の隙間から水が浸入するのを防ぐための工事です。
建物の外壁は、さまざまな資材を組み合わせて構成されており、それぞれの部材の接合部分には、どうしてもわずかな隙間ができます。その隙間を空けたままにしておくと、そこから雨水が内部に浸入し、内側の素材を劣化させたり、漏水したりしてしまいます。
それを防ぐためにあえて隙間を広くして目地を作り、そこにシーリング材を充填して雨水や外気が入り込むのを防ぐのです。
シーリング工事は、外壁ボードの目地のほか、外壁とサッシの隙間、明かり取りとして外壁に使われるガラスブロックのほか、タイルや石材の目地などに施され、屋内では台所や洗面所などの水回りにも施されます。

シーリング工事

まとめ

今回は、防水工事の種類についてご紹介してきました。ここで挙げたのは代表的なもので、さらに細かく分類された工法もあります。また、防水工事で使用される材料や素材、その工法は日々進化を遂げていますので、時代の流れに乗った対応も必要となります。
昭和33年創業の協和では、これまで数多くの防水工事を手掛け、時代とともに常に最適な工法を採り入れ、ノウハウも豊富に蓄積されています。
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